サイバーセックスは性依存の入口?単純な自慰行為との大きな違い

サイバーセックスとは「チャットや通話による性的なやりとり(と自慰行為)」のことを指します。一見すると、アダルトコンテンツを使って自慰行為をするのと変わらないんじゃないの?という疑問もあるかと思います。

私の考えるサイバーセックスと自慰行為の大きな違いを書いてみました。




サイバーセックスは「反応が返ってくる相手がいる」


自慰行為は、主に妄想やアダルトコンテンツなどを駆使して性的な快感に没頭していくので、当事者ひとりで完結します。


それに対してサイバーセックスは、スマホやPCを介して、他の当事者との繋がりが発生します。つまりサイバーセックスとは、当事者一人の自慰行為ではなく、オンライン上で行われる疑似的な性行為なのです。この疑似的な性行為は、文字のやりとりだけの場合もあれば、動画や画像の交換、さらに通話やライブチャット、ビデオ通話など、双方向でリアルタイムに反応が返ってくるものも含まれます。


この、「反応が返ってくる」という点が、当事者一人で完結する自慰とサイバーセックスの大きな違いです。


サイバーセックスで得られる反応が、性依存への入口になっていく


サイバーセックスが自慰行為と大きく違うのは「反応がある」ことですが、サイバーセックスでやりとりに没頭した後は、少しの間「性的快感」と「他者からの反応」によって心の中の孤独感や空虚感が一時的に満たされます。

この「他者からの反応」が、「性的快感」と結びつくことで、サイバーセックスの際に脳が感じる興奮を増幅していきます。


しかし、「他者からの反応」の影響は興奮の増幅だけには留まらず「サイバーセックスに依存するように作用してしまう」ことが、サイバーセックスの恐ろしさであると私は考えています。


これは私の経験ですが、サイバーセックスで性的なやり取りをすることで、自分の性的な部分をありのままにさらけだすことが出来ました。そして、そこに「他者からの反応」がくることで、「自分の性的な部分を受け入れてもらえた」ような錯覚に陥ってしまったのです。


さらに、サイバーセックスの相手に受け入れてもらえたと錯覚した後は、相手に対して「もっと気に入られたい」「もっと喜ばせたい」「もっと構ってほしい」というような、執着が生まれてしまい、自分からどんどん性的な画像や動画を送ったり、性的なやりとりに費やす時間を捻出したりしていきました。


このように、「相手の反応」がなければただの自慰行為で完結していた、ただの生理的欲求が、サイバーセックスによって「相手の反応に振り回される性依存的行動」にシフトしてしまうのです。Griffiths氏(2001)の論文でも、「サイバーセックスは本来性依存症とは無縁であった層の人たちが、サイバーセックスによって性依存症に陥ってしまっている」と言及しています。


寂しくても、性的なやりとりはしない


サイバーセックス依存に陥らないためには、「心の寂しさ」を感じている時に、性的なやりとりをしないことがとても重要です。

SNS上で、女性が「寂しい」や「病んでる」といった、ネガティブなワードを発信すると、男性から「大丈夫?よかったら話聞くよ」といった返信が大量に返ってくるのを見たことがあります。このような場合に、ただ話をするだけなら何も問題はありません。


しかし、「寂しいなら慰めてあげるよ」とか、「自分も寂しいから一緒に気持ちよくなって紛らわさない?」など、「性的な方向への誘い」は、はっきり断るのが賢明です。

寂しさや心の空虚感、病んだ心を利用した性的搾取が横行している現実を変えていく必要があると、私は考えています。


もちろん、恋愛関係に発展した上でお互い同意の上でサイバーセックスに至ることは問題ありませんが、「今日だけだからちょっとだけやろ?」など、しつこく誘ってくる相手や、「写真見せてくれたらめちゃくちゃ元気出る」といった搾取目的の失礼な発言に対して、はっきり断る勇気を持ちましょう。


サイバーセックスにハマってしまったら、「相手の言いなりにならない」


既に性的なやりとりやテレホンセックスなどにハマってしまったり、サイバーセックスの相手に執着してしまっている人は、まず最初に「相手の言いなりにならず、自分の意見を言えるようになる」ことが重要です。

例えば、「今日は用事が立て込んでいるからやり取りはできない」とか、「写真を送るような気分じゃない」だとか、「今日は性的なこと抜きで話すだけにしたい」など、あなたが本当に思っていることを相手に伝えるようにしましょう。


それで態度が急変して、「性的なことができないならいなくなる」と脅すようなことをいってきたり、「お前がいなくなったら寂しくて死ぬ」といったような、相手も執着している様子がうかがえるようであれば、そのまま本音で話し合いましょう。本音で話しても関係が続くようであればそれでいいし、「相手が言いなりにならなければ必要ない」のであれば、本音で話すうちに関係は終わっていくことでしょう。


大事なのは、「相手の言いなりにならない」ことで、性的快感と相手の反応の強い結びつきを断ち切ることです。相手の反応に振り回されるような性的快感に、生活を支配されないように、自分の意思をしっかり伝える勇気を持ちましょう。


以上、Shiro流「サイバーセックス」は自慰行為以上に危険説でした。

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サイバーセックス、ハマる前に抜け出しましょう。




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