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過去からのメッセージ

「久しぶり!げんきにしてるかなーって思って連絡したんだ!」


そんなメッセージを最近ちょこちょこといただく。

私みたいに性的に狂った女はなかなかいないから、ふと思い出して連絡をしたくなったのだろう。それか、肌寒くなってきたから「人肌が恋しくなってきた」という思考回路が活性化しているのかもしれないな、と思ったりする。






私はSiro(以前のハンドルネーム)として性依存症の勉強を始めたときから、性的なつながりのある連絡先は消去していた。ブロックの方がよかったのかもしれないが、私の中では、ブロックだとタップすれば解除できてしまい、またやりとりができてしまうことが怖かった。だから、消去してしまうことを選んだ。


「久しぶりだね!元気にしてる?」


というあたりさわりのない会話。


以前なら、この後に「最近どう?ヤってる?」といった性的な会話が続いていたことだろう。そうなることは、容易に予測できる。

だから私は、元気だよ!の一言の後に、 不特定多数とのセックスをやめたこと 性依存症の研究を独自でしていること、 ウェブサイトを運営していることを、先に伝えた。

このサイトのURLも添えて。


相手は「え!?」と驚いたり、「自慰もしてないの?」と食い下がったり、「自分はそんなに我慢できないなぁ」と言ったりする。私としては、即ブロック食らうかな、と思っていたので意外だなぁと思ったりしている部分でもある。


彼らの中では、私という連絡先は、「近場じゃないけど、性的に色々やらせてくれるから機会があれば会いたい都合のいい女」というラベルが貼られていたに違いない。

そんな相手から、性依存症の研究やら、スクリーニングテストやら、セックスを辞めただとか、予想外の言葉がぽんぽん飛び出してきたのだから、一気に萎えるだろう。


私が彼らのような、過去の性的なやりとりがあった相手を即ブロックしない理由は、

「性依存症の研究をしていることと、このウェブサイトの存在を共有する」ことが目的でもある。

もし彼らが、少しでも私のサイトに関心を持ってくれて、自分の性的な行動に向き合うきっかけをつかむことが出来たら、それはとても喜ばしいことだ。

仮に「なんだこいつ・・・」って引かれたとしたら、私のライフワークを理解してもらえないってことなので、何も言わずに関係がフェードアウトしてくれる。


私はこの性依存症に対する取り組みは、多くの人に支持されるとは思っていない。

むしろ多くの人が、「不倫の肩を持つ人」という誤解や、「色物」といった偏見の目で見ているのは百も承知の上で、性依存症に向き合うことを続けている。


無駄なあがきかもしれないが、性依存症で苦しむ誰かが私の言葉をみつけてくれて、苦しい状況から抜け出すきっかけをつかもうと、誰かに助けを求めることができるようになってほしいからだ。


私はセックス依存症の逸脱した性行動で、家族や親族だけでなく、恋人や友達も騙して迷惑をかけたり、とにかく「大切な誰か」を「裏切る」ことをずっと続けてきた。

この人と付き合ったら、幸せだなぁと感じているのと同時並行で、セックス最優先の異性との関係を続けて、最終的にセックスを選んだりした。


本当に、セックスが人間関係、とりわけ異性との関係の要になっていたような気がする。


そんな自分はもうやめたんだよ。今はこうして、うんざりするほど自分と文献に向き合ってるよ。というのが、過去やりとりがあった人達に対するメッセージ。

私は家庭を壊した責任を担って生きていく。

だから、その責任を少しでも感じてくれるのならば、私のことは忘れていただくか、回復を志す仲間として一緒に自分に向き合ってみてほしいなと、心から祈っています。


今日のブログは記事というよりも、日記調でした。

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