セックス依存症当事者にとって、普通の人とは違う一つの価値観の違いがあります。
それは、「誰とでもセックスができる」ということです。
一般的には、セックスは「好きな人、あるいはいいなと思う人」とするものだという認識が浸透していると思います。
「生理的に受けつけないから無理」という言葉があったりもしますね。
ところが、セックス依存症が深刻になってくると、「セックスさえできれば相手は誰でもいい」状態になってきます。
誰でもいいから、今セックスがしたいのです。
人によっては、「余計なデートやドライブなんていらないから、すぐにセックスがしたい」という人もいます。
「一緒の時間を楽しむ延長線上にセックスがある」のではなく
「セックスそのものが目的だから、他の行為はセックスするためのおまけ」という心理が根底にあるようです。
私自身もそうでした。
ただセックスがしたいだけで、余計なデートはしたくない。
そしてセックスをした後も、目的は達成したんだし、さっさと帰りたい。
さっさと帰った後は、次の約束場所に行って、またセックスをする。
こんな狂った生活を送ってしまうことがあるのが、セックス依存症の恐ろしいところです。
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