性依存症のおすすめ書籍と、私の性依存症の勉強の仕方。

私の性依存症の勉強の原点は、「自分の人生をここまで追い込んだ病気の正体を掴んでやりたい」という探求心でした。





性依存症に関する書籍で、日本語で書かれた性依存症の専門書籍は絶版になっているものが多く、中古でも高値がついてなかなか手に入りません。


日本語で読める性依存症のおすすめ書籍


性依存症研究の先駆者として知られているのはアメリカのパトリック・カーンズ博士です。カーンズ氏の著書「Out of the Shadow」は、性依存症のバイブルともいえる存在であり、何度か改訂されています。その日本語訳が「セックス依存症ーその理解と回復・援助(中央法規出版・内田恒久氏翻訳)」として出版されていましたが、現在では絶版となっており、中古品に高値がついている状態です。





そんな中、昨年11月に出版された斉藤章佳氏著『セックス依存症(幻冬舎新書)』という書籍があります。こちらは、不倫や浮気などが「セックス依存症」という病に端を発している可能性があることを紹介しています。また、当事者や性の問題に携わる関係者の経験談も掲載されており、セックスや性に関する問題に向き合うことのできる、おすすめの一冊です。





また「セックス依存症」という病気を広く浸透させたきっかけとなった漫画が、津島隆太氏著「セックス依存症になりました。(集英社)」であると言えます。

自身がセックス依存症と診断された経験から、当事者目線からセックス依存症という病気を描いています。私自身、途中まで読んだ中で自分に当てはまりすぎて苦しくなったり、スリップ(性行動に至る)しそうになったことから、最後まで読み切れていないのが心ぐるしいのですが、そのぐらい性依存症当事者の「リアル」が詰め込まれている作品です。




また、性依存症やセックス依存症の言及はありませんが、依存症という病気を理解するのにおすすめの一冊が、三森みさ氏著「だらしない夫じゃなくて依存症でした(時事通信社)」です。依存症のこと、周りの家族による「イネイブリング(無自覚に依存症の進行を手助けしてしまうこと)」、治療への繋がり方などが、漫画とわかりやすい文章で紹介されています。著名な依存症の専門家の方々が監修に携わっており、依存症の入門書にぴったりだと思います。





「もっと性依存症の専門書が読みたい」


元夫が手に入れてくれた日本語版の専門書を読んだ後、「もっと性依存症のことが知りたい」と思い、たどり着いた先が、「性依存症の専門書の英語版を読むこと」でした。


まず最初に読んだのが、最初に紹介したパトリック・カーンズ氏の別の著作である「Don't Call It Love Recovering From Sexual Addiction」でした。





英語の勉強は好きだったものの、きちんと文章を読むのは大学受験以来。読む速度はとても遅かったと思います。


それでも、人生をここまで狂わせた病気の正体を掴みたい一心で、電子書籍で辞書を駆使しながら読み進めて、手書きでノートにまとめていきました。その中で、

性依存症という病気には様々な種類があること

実は他の依存症よりも早期から依存が始まっていることが多いこと

性被害により性依存症に陥るリスクがはねあがること

問題は性欲の強さではなく、心の空虚さであることなど、知らなかった事実を得ることが出来ました。


この「英語版の原著を読む」という行為には、メリットがあります。


一つは、「英語になれていない分慎重に読むため、飛ばし読みすることなく丁寧に読める」という点です。日本語の本だと、どうしても知っている内容だなぁと思う箇所は飛ばし読みしてしまったりしますが、英語だときちんと読まないと知ってるかどうかもわからないので、結果的に隅々まで丁寧に読むことが出来ました。


もう一つが、「自分の中にある言葉で、頭に叩き込める」という点です。

書いてある言葉を鵜呑みにするだけでは、しっかりと理解が定着しません。しかし、英語の本を読むとなると、まず英語で内容を理解して、その意味を日本語に置き換えて思考しなおすことで、「自分なりの言葉で理解する」という作業工程が一つ増えます。

この作業が、字を読んで鵜呑みにする以上に、自分の脳に知識を刻み込むことができた要因の一つかなと思います。


私は電子書籍で「Don't Call It Love」を読んで、要点をまとめながら3冊のノートに書きなぐりました。

これが、発信活動の原点です。

一冊読み終えることが出来たとき、「自分でも英語の本を読み終えることが出来たんだ」と達成感を覚えると同時に、「もっと読みたい」と感じました。


それから、何冊か原著を読んだり、海外の自助グループの英語ミーティングに参加してみたり、自分の回復活動がひろがっていきました。英語力はそんなに高いわけでもありません。

それでも、「性依存症のことがもっと知りたい」という探求心が、今でも私を動かす原動力になっています。


英語の書籍でなくても、日本語の本を丁寧に読んで要点をノートにまとめながら理解を深めていく読書スタイルは、頭に深く刻み込むのにおすすめの方法なので、興味がある分野を頭に叩き込みたいという方は是非やってみてください。


また、英語の性依存症の書籍が読んでみたい!という方には、おすすめの本を紹介することもできますし、むしろ一緒に勉強してくれる仲間ができると心強いぐらいです。

いつでも連絡お待ちしています!(笑)

0件のコメント

最新記事

すべて表示